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新101系引退から1年

こんにちは。

1年前の12月9日、西武新101系のさよなら運転が行われました。
本線引退1周年を記念して、あの頃の新101系を振り返ってみようと思います。

例によって、古いデータがありませんので、最近の写真ばかりですが……。




'12年3月27日 309編成+271編成 通勤急行池袋行き

今残っている中で一番古い写真がこれです。
相変わらず陰が大変なことになっていますね……。


同日 303編成 各停西武新宿行き

この頃は311編成が廃車となった後、303編成が池袋線に来るまでしばらくの間、池袋線・新宿線ともに8両編成は1本ずつの配置で、運が悪いとどちらも運用に入らないという悲惨な状態でした。
とくに、新宿線の303編成は予備車的存在で定期運用はなく、付属の2両編成に至ってはほとんど運用に入らない状態でした。


'12年5月5日 309編成 各停飯能行き

そんな中、ゴールデンウェークのいわゆる"芝桜臨"では、309編成による直通の急行が運転され、さらに西武秩父到着後はそのまま秩父線の4000系を代走し、飯能~西武秩父間を数往復していました。
翌日芝桜臨最終日である6日は4扉車に変更となったため、新101系が秩父線の定期列車に充当されたのはこの日が最後だったかと思います。


'12年7月11日 303編成+295編成 準急池袋行き

その後303編成と295編成が池袋線に戻り、303+295と309+271の2ペアが2運用を交互に運転するのが常となり、303編成・295編成の使用頻度も大幅に上がりました。まれにペアが変わることもあったようですが、残念ながら撮影することはできませんでした。


同日 241編成 各停西所沢行き

一方、池袋線配置の新101系はほかに4連の241編成、2連の281編成・285編成がありましたが、こちらは241編成がまれに狭山線用の新2000系4連の検査時などに代走として使用される程度でした。241編成はその後1足先に運用を離脱し、白一色のワンマン車として玉川上水の配置となっています。


同日 271編成+309編成

2運用のうち片方は午前運用で小手指に入庫してしまいますが、再出庫し折り返し池袋から快速急行1107レに充当されることも多く、通勤車最優等列車として力強い走りを見せてくれました。
この271編成は登場時のツートン塗装を再現した編成で、廃車までこの塗装を貫きよいアクセントとなっていました。
(ぜひ旧幕にして欲しかったのですが、それは叶わぬ夢でしたね)


同日 295編成+303編成 準急飯能行き

ひばりヶ丘で1107レを退避する準急は定期新101系運用で、唯一新101系同士が待ち合わせをする列車として注目を集めていました。この撮影地ではこうして続行でやってきます。
また295編成は2連で唯一スカートを装着している編成で、編成ごとの特徴が際立っていました。


'12年7月20日 281編成+285編成+241編成 各停豊島園行き

予備車的存在の2連2本と4連1本ですが、ごくまれにこうして2+2+4を組んで8連運用に入ることがありました。
この頃はもう新101系も長くはないことがわかっていたので、2+2+4が運用入りしたら何が何でも急行しようと気をつけていたのですが、この日朝に運用入りの情報を受けて駆けつけ、どうにか撮影することができました。
この後2+2+4の噂を聞きませんでしたので、この日が最後だったかと思われます。

 
'12年9月30日 309編成 臨時快速急行横瀬行き

毎年恒例の横瀬イベントでは、池袋発で直通列車が運転され、309編成が充当されました。


同日 271編成

会場では前もって回送されていた271編成と、臨時列車にしようされた303編成が展示され、とくに271編成にはヘッドマークや、旧幕ふうの紙を入れた状態で撮影会となり、会場は大盛況でした。
後ろに小さく見えるのは281編成で、271編成を回送する際往復ともに連結されていたようです。


'12年10月31日 271編成+309編成 急行飯能行き

イベント後もまた毎日運用され元気な姿を見せていました。
この頃は受験も近づき、なかなか撮影に行くことができなかったのが残念でなりません。

そしてついに、12月9日にさよならイベントが行われるとの発表がありました。

11月の終わり頃に303編成、309編成ともに相次いで運用を離脱、一旦玉川上水へ回送されて機器交換を行いました。譲渡の際して搭載機器を統一する目的があったようです。


'12年12月9日 271編成+281編成+285編成

さよなら列車は団体列車として募集を行い、西武園→東村山→本川越→西武球場前(309編成と並べて撮影会)→西所沢→飯能→横瀬の経路で運転されたようです。


同日 左:271編成 右:285編成+281編成

最後に横瀬会場にて、静態保存の旧101系クハ1225と並べて撮影会が行われました。
会場は大賑わいで、10分入れ替え制での撮影となり、誰でも並びさえすればしっかり撮影できたのはうれしかったですね。
285編成はさよなら列車運転に際して通過標識灯の再整備と黄電連の再現が行われました。
この時代の新101系を見たことがない私にとって、最後の最後で黄電連を見ることができて嬉しかったです。

この後、新101系ですが
241編成はワンマン車に改造し多摩湖線などで
303編成・309編成・281編成・285編成・295編成は2回に分けて近江鉄道へ輸送されました。このうち295編成は近江鉄道新100形への改造が完了し、まもなく17日に出発式を行うようです。
最後に、ツートン271編成は武蔵丘にて流鉄むけの改造が行われ、先日6日より運転を開始しました。

本線系統で8連や10連を組んで走る新101系を見ることは叶いませんが、ワンマン車は多摩湖線や多摩川線でまだ活躍していますし、この時のすべての編成が今後も各地で活躍するということを考えると嬉しくなります。
これからも新天地で活躍して欲しいですね。

引退から1年が経過し、慣れ親しんだ新101系が池袋線にいないことにもだんだんと慣れ、慣れてしまったことに悲しくもなりますが、これも時代の流れです。

これからも後悔のないよう、日々の記録を大切にしなければならないと改めて感じました。
長々と書き連ねましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは、また。

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