埼京線205系の現状 こんにちは。 ここ数日、撮影に出られない日が続いています。 今日は、埼京線の205系の現状をまとめてみようと思います。 (PCで閲覧すると、編成表が見れます) 後日追記:なお、定期的に最新の動きを反映した記事を公開しています。カテゴリー:205系をご確認ください。 ※なお、本稿では「長野総合車両センターへの配給=廃車回送」として扱っており、ここで「廃車」となっているものでも、今後転用される可能性は考えられますのでご注意下さい。 ・ハエ1編成(疎開中) クハ205 89 モハ205 237 モハ204 237 モハ205 238 モハ204 238 モハ205 239 モハ204 239 サハ204 1 サハ204 2 クハ204 89 6ドア車以外は川越区への新製配置車(ほかの多くの編成も同様)。山手線E231系投入による大規模転属時に組成変更は行われず、転配終了後の08年に保留車だったサハ204-1・2を組込み現在の組成となった。捻出されたサハ205はハエ32編成に組み込まれた。 現在は10連で国府津車両センターに疎開留置。 ・ハエ2編成(疎開中) クハ205 90 モハ205 240 モハ204 240 モハ205 241 モハ204 241 モハ205 242 モハ204 242 サハ204 3 サハ204 4 クハ204 90 ハエ1編成と同様08年に保留車サハ204-3・4を組込み現在の組成に。捻出されたサハ205はハエ26編成に。 現在は茅ヶ崎駅留置線に疎開留置。 ・ハエ3編成(廃車) クハ205 91 モハ205 243 モハ204 243 モハ205 244 モハ204 244 モハ205 245 モハ204 245 サハ204 32 サハ204 33 クハ204 91 大規模転配時にサハ204-32・33を組込み組成。サハ205は京葉区へ転出しケヨM26編成に組み込まれた。 既に長野総合車両センターにて廃車。 ・ハエ4編成(海外譲渡) クハ205 92 モハ205 246 モハ204 246 モハ205 247 モハ204 247 モハ205 248 モハ204 248 サハ204 14 サハ204 34 クハ204 92 大規模転配時にサハ204-14・34を組込み組成。サハ205-153はケヨM15編成に、サハ205-152は先頭化改造の上鶴見線用クハ205-1109としてナハT19編成に組込み。 海外譲渡のため新津へ配給された。 ・ハエ5編成(廃車) クハ205 93 モハ205 249 モハ204 249 モハ205 250 モハ204 250 モハ205 251 モハ204 251 サハ204 35 サハ204 51 クハ204 93 ヤテ52編成のサハ204-35とヤテ51編成のサハ204-51を組込み。代わりにサハ205-154・155はケヨM29編成に組込み。 サハ204を抜いた8連で疎開され転用が噂されるも暫くして返却、長野へ配給された。 ・ハエ6編成(廃車) クハ205 94 モハ205 252 モハ204 252 モハ205 253 モハ204 253 モハ205 254 モハ204 254 サハ204 16 サハ204 36 クハ204 94 ヤテ16編成のサハ204-16とヤテ53編成のサハ204-36を組込み。代わりにサハ205-156・157はケヨM32編成へ。 既に長野に配給され廃車。 ・ハエ7編成(海外譲渡) クハ205 95 モハ205 255 モハ204 255 モハ205 256 モハ204 256 モハ205 257 モハ204 257 サハ204 38 サハ204 39 クハ204 95 増備途上の90年に山手線の予備車削減でによりヤテ41編成が転入。 大規模転配時にヤテ55・56編成からサハ204-38・39を組込み、サハ205-158・159は京葉区へ転出しケヨM34編成へ。 このため、4扉車は初期車で構成されている。 6扉車の連結位置を変更の上で海外譲渡のため新津へ配給。 ・ハエ8編成(廃車) <画像なし> クハ205 96 モハ205 258 モハ204 258 モハ205 259 モハ204 259 モハ205 260 モハ204 260 サハ204 11 サハ204 902 クハ204 96 当初ハエ7編成として落成したが、90年に前述の現ハエ7編成の転入によりハエ8編成へ変更。 ヤテ11編成のサハ204-11と6扉試作車である山手区保留車サハ204-902を組込み。サハ205-160・161はどちらも先頭化改造の上で転出し、160は仙台区宮城野派出センM1編成のクハ205-3101に、161は鶴見線用ナハT11編成のクハ205-1101にそれぞれ組込み運用中。 ハエ18編成のサハ204-901代替のためサハ204-11を抜き出し、ほか9両は廃車。 ・ハエ9編成(運用中) クハ205 97 モハ205 261 モハ204 261 モハ205 262 モハ204 262 モハ205 263 モハ204 263 サハ204 15 サハ204 17 クハ204 97 88年12月5日に発生した東中野駅追突事故で使用不能となった103系ラシ336編成・201系ミツ6編成の代替として、埼京線向けとして製造中の当編成を使用変更の上でミツ23編成として投入した編成。そのため、ジャンパ栓受が車体裾部にあるなど他編成と若干異なる。90年5月にハエ9編成として当区に転入。 大規模転配時にサハ204-15・17を組込み現在の組成に。サハ205-162・163は先頭化改造の上仙台区宮城野派出センM12編成の両先頭車クハ205・204-3112として運用中。 ・ハエ10編成(廃車) クハ205 98 モハ205 264 モハ204 264 モハ205 265 モハ204 265 モハ205 266 モハ204 266 サハ204 18 サハ204 19 クハ204 98 当初ハエ8編成として落成、前述のヤテ41・ミツ23の両編成転入によりハエ10編成に整理。大規模転配時はサハ204-18・19を組込み、サハ205-164・165は宮城野へ転出してクハ205・204-3109に改造しセンM9編成の先頭車に。 ・ハエ11編成(海外譲渡) クハ205 99 モハ205 267 モハ204 267 モハ205 268 モハ204 268 モハ205 269 モハ204 269 サハ204 20 サハ204 21 クハ204 99 ハエ10編成と同様に当初ハエ9編成として落成。 山手区からサハ204-20・21を組込み、サハ205-166・167を宮城野へ転出。センM16編成の両先頭車3116へ。 現在は海外譲渡のため新津留置中。 ・ハエ12編成(運用中) クハ205 120 モハ205 326 モハ204 326 モハ205 327 モハ204 327 モハ205 328 モハ204 328 サハ204 24 サハ204 25 クハ204 120 前述のヤテ41・ミツ23編成転入後の落成のため当初よりハエ12編成を名乗る。なお、この間京浜東北線・南武線・京葉線へ投入されたため車番が20飛んでいる。特に、京葉線向けでは前面デザインが変更されたが、埼京線向けでは引き続き従来のデザインが使用されている。 大規模転配時にサハ204-24・25を組込み、サハ205-200・201を先頭化改造しセンM11編成の両先頭車3111として宮城野へ転出。 ・ハエ13編成(海外譲渡) クハ205 121 モハ205 329 モハ204 329 モハ205 330 モハ204 330 モハ205 331 モハ204 331 サハ204 26 サハ204 27 クハ204 121 大規模転配時にサハ204-26・27を組込み、サハ205-202・203を先頭化改造しセンM18編成の両先頭車3118として宮城野へ転出。 海外譲渡のため新津へ配給済。 ・ハエ14編成(海外譲渡) クハ205 122 モハ205 332 モハ204 332 モハ205 333 モハ204 333 モハ205 334 モハ204 334 サハ204 28 サハ204 29 クハ204 122 山手区よりサハ204-28・29を組込み、サハ205-204・205は宮城野センM15編成の両先頭車3115に改造の上転出。余談だが6号車・7号車にゾロ目のモハ204・205-333が連結されている。 海外譲渡のため新津にて留置中。 ・ヘエ15編成(海外譲渡) クハ205 123 モハ205 335 モハ204 335 モハ205 336 モハ204 336 モハ205 337 モハ204 337 サハ204 8 サハ204 46 クハ204 123 ヤテ8編成よりサハ204-8を、ヤテ26編成よりサハ204-46を転入の上組込み。代わりにサハ205-206・207は京葉区へ転出しケヨM5編成に組込み。 海外譲渡のため新津留置中。 ・ハエ16編成(一部廃車) クハ205 124 モハ205 338 モハ204 338 モハ205 339 モハ204 339 モハ205 340 モハ204 340 サハ204 31 サハ204 44 クハ204 124 大規模転配時に山手区よりサハ204-31・44を組込み、サハ205-208はケヨM15編成へ、サハ205-209は先頭化改造の上クハ205-1103としてナハT13編成へ転出。 13年10月中旬に4連(Tc124-M338-M'338-Tc'124)で大宮総合車両センターへ入場。残る6両は他編成の6扉車とともに長野へ廃車配給。 ・ハエ17編成(運用中) クハ205 125 モハ205 341 モハ204 341 モハ205 342 モハ204 342 モハ205 343 モハ204 343 サハ204 6 サハ204 7 クハ204 125 山手区サハ204-6・7を組込み、サハ205-210・211は京葉区に転出しケヨM8編成へ。 現在も運用中。 ・ハエ18編成(運用中) (↑組成変更前) (↑暫定オール4扉編成) (↑現在の姿) クハ205 126 モハ205 344 モハ204 344 モハ205 345 モハ204 345 モハ205 346 モハ204 346 サハ204 11 サハ204 48 クハ204 126 埼京線205系のうちE233系投入関連で一番複雑な組換えを行った編成。 大規模転配時はヤテ48編成からサハ204-48を、ヤテ47編成からサハ204-901を組込み、代わりにサハ205-212・213を京葉区に転出、ケヨM11編成へ。 13年7月頃に6扉車(サハ204-901・48)を編成から外し、ハエ26編成のサハ205-172・173を連結。10日間程度運転された後、外されていた6扉車のうちサハ204-901をハエ8編成のサハ204-11と交換の上で再度6扉車(サハ204-11・48)連結、現在の組成に。 オール4扉での運用時は前面の6扉ステッカーを剥がして再塗装されていた。 ・ハエ19編成(廃車) クハ205 127 モハ205 347 モハ204 347 モハ205 348 モハ204 348 モハ205 349 モハ204 349 サハ204 42 サハ204 50 クハ204 127 大規模転配時にヤテ49編成のサハ204-42とヤテ50編成のサハ204-50を組込み、代わりにサハ205-214・215を中原区へ転出。サハ205-214はナハT12編成クハ205-1102に、サハ205-215はナハT14編成クハ205-1104に、それぞれ先頭化改造の上連結された。 現在は既に長野総合車両センターで解体済み。 ・ナハ20編成(運用中) クハ205 128 モハ205 350 モハ204 350 モハ205 351 モハ204 351 モハ205 352 モハ204 352 サハ204 5 サハ204 10 クハ204 128 大規模転配時にサハ204-5・10を組込み、代わりにサハ205-216・217を抜き京葉区へ転出、ケヨM13編成へ。 現在も運用中。 ・ハエ21編成(廃車) クハ205 140 モハ205 377 モハ204 377 モハ205 378 モハ204 378 モハ205 379 モハ204 379 サハ204 9 サハ204 43 クハ204 140 ハエ20編成とは同年度の製造だが間に南武線・京浜東北線向けの車両が落成しており番号が飛んでいる。 大規模転配時にサハ204-9・43を組込み、代わりにサハ205-222・223は中原区へ転出、先頭化改造されてナハT15編成クハ205-1105・ナハT17編成クハ205-1107となった。 既に長野へ配給され、廃車となっている。 ・ハエ22編成(疎開中) クハ205 141 モハ205 380 モハ204 380 モハ205 381 モハ204 381 モハ205 382 モハ204 382 サハ204 37 サハ204 45 クハ204 141 大規模転配時にヤテ54編成のサハ204-37とヤテ45編成のサハ204-45を組込み、サハ205-224・225は京葉区へ転出しケヨM17編成に組み込まれた。 現在は東大宮に疎開留置されている。 ・ハエ23編成(疎開中) クハ205 142 モハ205 383 モハ204 383 モハ205 384 モハ204 384 モハ205 385 モハ204 385 サハ204 12 サハ204 40 クハ204 142 大規模転配時にヤテ12編成のサハ204-12とヤテ57編成のサハ204-40を組込み、代わりにサハ205-226・227は京葉区へ転出し、ケヨM23編成に組み込まれた。 現在は茅ヶ崎駅に疎開留置されている。 ・ハエ24編成(海外譲渡) クハ205 143 モハ205 388 モハ204 386 モハ205 387 モハ204 387 モハ205 277 モハ204 277 サハ204 41 サハ204 47 クハ204 143 埼京線の205系で唯一、異なる番号同士のユニットを含む編成である。 大規模転配時にヤテ58編成サハ204-41とヤテ59編成サハ204-47を組込み、代わりにサハ205-228・229が中原区へ転出し、これらは先頭化改造されてナハT16編成クハ205-1106・ナハT18編成クハ205-1108となった。 07年1月21日川越線内で当編成が踏切事故に遭遇し、うち4号車モハ204-388及び9号車モハ205-386は復旧が断念された。ユニット相手を失ったモハ204-386とモハ205-388でユニットを組成し、廃車となった2両の代替として京葉線用のケヨ21編成のうちモハ204・205-277を転属させ、新ハエ24編成を組成した。205系が京葉区から川越区への転属となった唯一の事例である。 現在は海外譲渡のため新津で留置されている。 ・ハエ25編成(海外譲渡) クハ205 144 モハ205 389 モハ204 389 モハ205 390 モハ204 390 モハ205 391 モハ204 391 サハ204 13 サハ204 49 クハ204 144 埼京線へ新製配置された最後の編成である。 大規模転配時にヤテ13編成のサハ204-13とヤテ60編成サハ204-49を組込み、代わりにサハ205-230・231は京葉区へ転出しケヨM23編成に組み込まれた。 現在は海外譲渡のため新津で留置されている。 ・ハエ26編成(運用中) クハ205 137 モハ205 370 モハ204 370 サハ205 148 モハ205 371 モハ204 371 サハ205 149 モハ205 172 モハ204 172 クハ204 137 この編成は90年に廃車となる103系の代替として京浜東北線向けに浦和電車区へ配置されたもので、96年の改正に合わせ95年の10月に川越区へ転入した。転入前はウラ92編成。 大規模転配時に保留車として編成から外されていたサハ204-1~4を編成に組み込む際、検査周期の調整から当編成のサハ205-220・221が廃車となり、サハ204の組込みでハエ2編成から外されたサハ205-148・149が当編成に組み込まれた。 現在も運用中。 ・ハエ27編成(廃車) <画像なし> クハ205 106 モハ205 284 モハ204 284 サハ205 172 モハ205 285 モハ204 285 サハ205 173 モハ205 286 モハ204 286 クハ204 106 京浜東北線から京葉線・武蔵野線へ転出する103系の代替として浦和電車区に新製配置されたグループ。ウラ90編成として使用された後、95年12月に川越区へ転入。 ハエ26編成と同様6扉車は組み込まれず、組成は落成時から変更されていない。 ・ハエ28編成(疎開中) クハ205 107 モハ205 287 モハ204 287 サハ205 174 モハ205 288 モハ204 288 サハ205 175 モハ205 289 モハ204 289 クハ204 107 ハエ27編成と同様に浦和電車区に新製配置された元ウラ91編成。山手線車両の改造工事の際の編成補填のためヤテ35編成として山手電車区に貸し出された経験がある。 96年3月に川越区へ転入。京浜東北線に最後まで残った1編成で、引退時にヘッドマークを掲出したさよなら運転に使用された。 こちらもすべて4扉車から構成され、新製時より組成変更されていない。 現在はサハを抜いた8両編成で小山車両センターに疎開されている。 ・ハエ29編成(疎開中) クハ205 41 モハ205 121 モハ204 121 サハ205 81 モハ205 122 モハ204 122 サハ205 82 モハ205 123 モハ204 123 クハ204 41 87年に山手電車区へ新製配置された元ヤテ41編成で、JR化後最初に製造された205系である。 埼京線恵比寿延伸のため96年2月に川越区へ転入。 サハ204形を外したことで新製時と同様の組成に戻っている。 現在は東大宮で疎開留置されている。 ・ハエ30編成(運用中) クハ205 42 モハ205 124 モハ204 124 サハ205 83 モハ205 125 モハ204 125 サハ205 84 モハ205 126 モハ204 126 クハ204 42 こちらも増発のため山手区から転入した元ヤテ42編成である。 現在も運用中。 ・ハエ31編成(疎開中) クハ205 17 モハ205 49 モハ204 49 モハ205 50 モハ204 50 モハ205 51 モハ204 51 サハ204 22 サハ204 23 クハ204 17 85年9月に製造された元ヤテ17編成で、埼京線用の205系で唯一国鉄時代に製造された編成である。 サハ204形を外してハエ9編成へ組込み、さらにサハ205-33・34を宮城野区センM2編成クハ205-3102・センM1編成クハ205-3101に改造して転出させ、代わりにヤテ22・23編成のサハ204-22・23を連結して川越区へ転入した。 現在は尾久車両センターに疎開留置されている。 ・ハエ32編成(運用中) クハ205 54 モハ205 160 モハ204 160 サハ205 146 モハ205 161 モハ204 161 サハ205 147 モハ205 162 モハ204 162 クハ204 54 88年にヤテ54編成として山手電車区に配置された編成。 サハ204-37を外して元の組成に戻った10連で転入。 その後、サハ204-1・2を組込んだことでハエ1編成から外されたサハ205-146・147を当編成に組込み、代わりにサハ205-107・108は廃車となった。 現在も運用中。 ……と、長々とまとめてみましたがいかがでしょうか? 引退が迫る埼京線の205系ですが、車両研究の役に立てれば幸いです。 誤っている箇所等ありましたらぜひコメント等でお知らせください。 これを打つのに何時間もかかってしまいました。さすがに疲れますね……。 それでは、また。 PR